11.06.2014

漫画を描くのにつまづいたら

・お手本を見る
原稿を描いていると、どのくらい描き込めばいいのかが漠然としてしまって迷う事がある。
そんな時、自分が描きたい作風のコミックスを見ながらだとその目安がつかめる。
よくやるのは、自分の原稿を見ながら描く事。まさに自分の作品だから。自分は、ページによってキャラクターの顔が変わっちゃう事があるのでそれを防ぐためでもある。

・まずはひとコマでいいから描く
いきなり、今日は3ページも4ページも一気に描くぞなんて考えてもその作業量に圧倒されてどこから手をつけていいのか分からなくなる。
まずはひとコマでいいから描く。それなら気持ちも軽くなるし、そのひとコマに集中できる。
漫画はそれのくりかえし。

・音楽をかける
人は無音の状態よりも多少雑音があった方が集中できるらしい。
川などの流れのある環境に身を置く事でも作業が捗るそう。
原稿を描く際に聞く曲があれば、それをかける事で体が原稿モードに入れる。

・着替える
部屋で1人での作業だからと寝巻きのままだとおやすみモードをひきずってダラダラしやすいので、ちゃんと着替えて気分を引き締める

・感情にとらわれず淡々と描く
めんどくさいとか眠たいとかマイナスの感情にとらわれて描かないのは大変もったいない。そういう感情は錯覚である事が多い。
気持ちは込めなくていい。手を淡々と動かす。

・簡単にできるところから始める
枠線を引く、フキダシ、擬音を描く、セリフを打ち込む、アタリを描く
あまり考る事なくできる作業はけっこうある。そこをやるだけでも完成に近づく。

・簡単に描けるページを描く
ゴチャゴチャした背景とか難しいアングルとかで気分が萎えてしまったら、簡単なページ、気持ちよく描けそうなページから描く。

・資料をそろえる
作画の際、ここどうなってるんだろうと思ったら画像検索して資料を探す。
ぶっちゃけそれを丸写ししてもいい。

・始める事ができたら今日の仕事は半分終わっていると考える

・1時間描いたら休憩していいから、その1時間描く

・どう描いたらいいかは、描いているうちに分かってくる

・やる気がないのが当たり前。やる気は後から出てくる
やる気が出ないから描かないのではいつまでも描けないまま。
やる気がないながらも描いていれば、勢いがついて楽しくなってきて結果的にやる気が出てくる。

・場所を変える
よく聞くのは、喫茶店や図書館など。
自分の場合はキッチンがはかどる。

・友人や担当に毎日描いたページを送る
今日描いたノルマを見てもらう事で、明日もきちんとノルマをこなそうと思える。
そうする事でペースをつかめる。

・完成した時の喜びや達成感をイメージし、そこに向かって描く
・原稿の完成した状態をイメージし、そこに向かって描く


今まで自分が描いてきて実感した事の覚え書きのようなものです。
また漫画を描く事につまづいたらここを見返して頑張れるように。