10.31.2014

がおー


ここ2,3日は漫画を描く時にはクラシック音楽を聴いています。
家にクラシック名曲集13枚組みのがあったので。

何かに集中する時は、無音よりも多少雑音があった方がはかどるらしい。
なのでもっぱら何かを聴きながら描いています。

普段はゲームのサントラとかBGMが多いなぁ。
あまり激しい曲だと、長く聴いているとダメージを感じるのでそういうのは苦手。

「MOTHER」「スーパードンキーコング」「ポケモン」は安定して良曲。
はからずも3つともNintendo。厳密には作っている会社はどれも違うけれど、Nintendoのお眼鏡にかなっているということでさすがのクオリティ。

お気に入りの曲を一つ、「ポケモン」の「Follow me/Come along」
かわいすぎてこの曲が流れると胸のキュンキュンが鳴り止まないよ。 


10.30.2014

くりかえし 何度でも

よく聴いていた曲、「Do What U Gotta Do」のフレーズ。
漫画を描いていると、この通りだと実感する。

例えば読みきり32ページを描くとする。
1ページ平均6コマだとすると32ページで192コマ。
漫画のコマというのはひとコマひとコマがひとつのイラストレーションだと考えている。
だとすると約200のイラストを描く事になる。

普通、イラストを描くとしても同じキャラをそんなに何度も描いたりはしないと思う。
しかし漫画は違う。キャラクターを何度も何度もくりかえし描く。

漫画として読者に読んでもらうために、コマをつなげてストーリーにするために多くの絵が必要になる。
ひとつ描いて、「あ~よく描けた。満足。」とか言ってられない。
くりかえし、何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも描く。
これが漫画を描くという事なんだ。

そういうものだと分かっていれば、「まだこんなに描くのか」なんて思わずにすむ。
自分は漫画をひとコマずつ描くので、アタリ・下描き・ペン入れをひとコマごとに行う。
アタリ・下描き・ペン入れ。アタリ・下描き・ペン入れ。アタリ・下描き・ペン入れ。
くりかえし。何度でも。

10.26.2014

ごろにゃ~ご

最近は、アニメ観てお菓子食べて、時々自転車・ミニ四駆・スケート…
欲望のままに生きとる…。
この歳になってなにやっとんじゃ。
兄弟は家庭持って子どもつくって立派に仕事やってんのに、自分は実家でぬるま湯生活。
子ども心は持っていたいけど、子どもだって学校行って仕事果たしてるぞ。子ども以下か。

漫画を描きたい。けど、それが読みきりでも、完成までを考えると果てしなく思えてなかなか始められなくて、結局布団でネットという楽な方に流れてしまう。
そんなんでまた一年が経とうとしている。
一日一日、その時は「なんて時間はゆっくり流れてくれるんだ」と思うのに、振り返ると充実してなくて早くて寂しくなる。

このまま歳だけとって何も成し遂げられないなんていやだ!
漫画を仕事にして作品をどんどん描き続けて発表し続けていたい!

だったらまずは投稿・持ち込みのために読みきりを描かねば。
それがなかなか完成しない…。描く事から逃げているからだ。

この前イラストの仕事をした。映像に使うイラストが3カットあって、締め切り2日前くらいで40パーセントくらいしかできてなかったんだけど、やばいと思いながらも半分だらけていた。

担当の方から催促があって、明後日提出するから入稿待ちとの事だった。
へ?明後日というのは入稿だけじゃなく映像編集含めての締め切りだったの?
やべぇ…イラストができないとあちらが編集できない…。徹夜で待たせる事になる…。
スタッフの方が深夜遅くまで待って作業して苦しそうな姿が目に浮かんだ。
そんなのぜってぇ嫌だ!!

気持ちはだらけたいと言っているけどそれどころじゃない。
オレが描かないとあちらに多大な迷惑がかかる。
とにかく描く。急がなきゃいけないのにうまく描けない。いい絵になっている気がしない。それでも進めなきゃならない。あせりと不満足が混ざり合った状態で描く。

深夜3時になった。眠気が。明日一日みっちり描く。長期戦だ。それを考えると仮眠をとった方がよいので3時間ほど横になった。

アラームが鳴った。しかしいつものように2度寝の誘惑で1時間後に再セットする。
………夢の中にスタッフの顔が浮かんでくる。
寝てらんねぇ。

それからコツコツと描いた。7時くらいにヤマとなる1枚ができた。ホッとした。
朝食をとって休憩してまた制作へ。昼過ぎくらいにまた1枚できた。
あとの1枚は線画、下塗りを済ませていたので大分気持ちが軽くなった。
夕方、4時前くらいにはできたのでとりあえず送った。

1枚目の塗りが気に入らなかったので部分を修正した。
3枚目は全身が入るようにキャンバスサイズを大きくして再度送った。

それでも夜7時くらいには入稿できた。

その時の清々しさといったら。

果てしなく思えた完成までの道のりが、コツコツやればこんなに早いなんて。
あんなにダラダラしていたのに、みんなに迷惑をかけたくない、かけてしまった時の気持ち悪さを思うと集中して描けた。

商業誌で連載している、プロの漫画家の方はこんなの比べ物にならないくらいいつも締め切りのプレッシャーと戦っているんだろう。

最近、短大の頃の知り合い・友人2名が単行本を出した。本当にすごい。毎月コンスタントに話を考え打ち合わせして修正して原稿を作画して、と漫画を描き続ける事に本当に尊敬する。
両名とも地方に住んでいて、おそらく一人で描いている。すごいなぁ。

また、もう一人の短大の頃からずっと親身にさせていただいている漫画描きの方とこの前話した。ネームを見てもらった。丁寧に感想・アドバイスを聞かせてくれた。うれしかったし頑張らなきゃと思った。9月半ばには完成させたいと言った。現在、まだ6ページくらいしかできていない…。
自分の有言不実行ぶりが情けない…。

何もしなければ、時間とお金がなくなるだけ。状況は何も好転しない。
歳をとればとるほど身動きとりづらくなるだろう。
上京する…。
こんな情けない身ひとつで怖いけど、上京しよう。

今描いている漫画も完成させないと。

おい自分、もうね、描くのがつらいよーめんどくさいよー怖いよーとかクソくだらねぇ感情とか無視するしかねーわ。
行動に感情がかなうわけがねぇんだから描いてりゃ気持ちがついてくる。
眠てぇ?それが当たり前だよ。どーせ充分寝てもやる気なんか出ねーよ。とりあえずてめぇ寝んな。今描け!