11.28.2014

勉強上手は分割上手

とある本で見かけた言葉。そうだよなぁと納得させられた。

今日は原稿の仕上げをする際に、今とりかかっている以外のコマを隠して仕上げをした。

他のコマが見えていると、ごちゃごちゃして複雑に見えたりそれがプレッシャーになってしまう。
たくさんの作業量に気負ってしまってなかなか作業にとりかかれなかったりする。それを防ぐため。
現在見えているひとコマに集中するため。
これがなかなか効率がいい。自分にはこのやり方が合っている。
今描いているひとコマをやる。それができたら次のコマ。それができたら次のコマ。その繰り返し。

いっぺんにやった方が早い、時間を無駄にしている気がする、という考えも出てくるけど、いっぺんにやると気負ってしまって何もしない時間がけっこう出てくる。なのでひとコマずつのやり方の方が集中力が保てるし、気持ちも楽になって作業を続けやすい。

数年前に手描きで描いていた頃も、ひとコマずつ、他のコマをコピー用紙でマスクするように隠して描いていたなぁ。そういえばその作品は一日2ページのペースで描くのを維持できて、32ページを一月足らずで仕上げられた。振り返ってみると毎日真面目に描けていい経験だった。

仕事が多くてどこから手をつけたらいいのか分からない。そういうのって、単純な仕事が積み重なって複雑になっている事がほとんど。

例えば宿題だと、プリント1枚だけなら気楽に取り掛かれる。
それを数日、1週間とさぼっていると数枚、数十枚に溜まってしまう。
さらにドリル、問題集、書き取りとか出されると量の多さにパニック、どれからやればいいのか分からなくなる。

そんな時も全体の量をひとつとして考えるのではなく、分割する。まずはプリント1枚。それができたら次のプリント。それができたらまた次のプリント。繰り返し。

時間はかかっても確実に前進できるやり方。
迷った際にはこれをやれば間違いない。


Dragon Ash 「Let yourself go,Let myself go」の一小節

行く当てもなく漂うのではなく
見据えた夢目指して舵を取る
かすかでも確実に前進
大切なのは前に出る姿勢
恐れからくる一歩の遅れ
それがもたらす致命的なロス
悩む前に体で反応
勇気ある者が持ちうる本能


この歌詞が頭で鳴り続けている。
本当にそうだよなぁ。
この曲を作った降谷健志は当時19歳くらい。
その彼よりもずっと歳をとった今でも心に刺さる。
恐れてしまった。一歩を踏み出せなかった。致命的なロスをしてしまった。
今からでも取り戻す。少しずつでも確実に前進して。



Dragon Ash - Let yourself go, Let myself go 投稿者 doaramania