画材を揃えに、なじみのお店へ行きました。
幼少期から、画材を求めてよくここへ来ました。
今ではあの頃よりは通う頻度は少ないけれど、
ここに来れば画材が揃うので頼もしいです。
デジタル全盛のこの時代に販売を続けるのは厳しい面もあると思いますが、
アナログの素晴らしさを実感して描き続けていきたいボクにとっては
ありがたい存在です。
まんがを描いていて
以前は1日に2ページ描けていたのに
今は1日かけて数コマの線画が描けるくらい。
ひとコマの線画に3・4時間くらいかかったりする。
大きいコマだと1日がかりもある。
何でこんなに時間がかかるんだ、まわりはもっと速く描いているのに、って自分に憤りを感じる事もよくある。
だからって投げだしたら何も進まず空しい時間が流れていくだけ。
まずはひとコマから。かんたんなところでいい。描きやすいところでいい。時間がかかってもいい。あとの量なんて気にしなくていい。まわりのコマは紙で隠して、今描いているコマにだけ集中する。それを繰り返す。
そうすれば、あとから振り返ればこんなに描いたんだって思える。
まんがを描くのは、バッと筆をひと振りしてできあがるものではない。
ひとつひとつのコマを、ひとつひとつの線を、幾重にも幾重にも積み重ねてその先に辿り着くもの。
描きあがった達成感は、描いた本人だけが味わえる。その人だけのまんがができあがる。思い描いた空想が表現できる。形になる。それはものすごい悦び。
その悦びがあるのなら、まんがを描く推進力になる。