今日も原稿を描きました。
写真やらモデルやらをトレスする時って、そのままトレスすると原稿の画面上だと違和感が出る。
なぜかははっきりとは分からないけど、とにかくそういう経験が何度もある。
以前にTVで、似顔絵描きの小河原智子さんが似顔絵のコツを教授している中で、
「写真をそのまま写してもあまり似たものにならない。特徴を強調する事で似顔絵になる」という事をホワイトボードで実践していた。
確か研ナオコさんの似顔絵だったと思う。そのままトレスしたものは、リアルな似顔絵として見ても何か微妙。ところが特徴を強調したものは、「すごいー、似てるー」って思わず声が出ちゃうくらい似ていた。トレスのものよりよっぽどリアルに感じる。不思議。
写真は正確なデッサンの画面を作ってくれるけど、漫画の原稿上ではそれが必ずしも正しいものではないようだ。漫画のデフォルメ(気持ちを込めて自分の絵で描く)を加える事で、原稿の上で映える画面が生まれると思う。