4.03.2015

気が付いたら

僕は自動車を10台持っていました。


































ミニ四駆という名の。

ここ数日は、まともに塗装していないミニ四駆がたまっていたので積みプラを崩すよろしくドレスアップしていました。
スーパーアバンテRS。
マクラーレンカラーに塗装するつもりで購入したけれど、めんどくなって「もうノーマルカラーでいんじゃね?」でそのまま塗装しました。
シャーシはリバティエンペラーの白、足回りはバンガードソニックのカーボンブラックホイール、トレッドパターンタイヤを使っています。
カラーコーディネートもバッチリ決まって、ロングノーズのアバンテボディと足回りがレーシングカーっぽくて思いの他気に入っちゃいました。やっぱりアバンテはいいよ。ぬめっとしたキャノピーがたまらん。

ブレイジングマックス
もともとvsシャーシ目当てで購入したんだけれど、作ってみたらバリクソかっこよくなってたまげた。
vsシャーシのコンパクトな車体に合わせて、ギュッと凝縮されて詰まっている感じのソリッドなデザインがいいです。
そのかわり塗装が細かくて大変だった…。ダクトの黒とか想像の3倍は難しかった…。
ビクトリーマグナムの青パーツ、スーパーアバンテの青シャーシ・オレンジタイヤ・メッキホイールの組み合わせもかなり気に入っています。
ブレイジングマックスは大径ホイールが似合うととあるサイトで見たけれど、本当にそうだと思います。戦闘機のようなフォルムに一層力強さが増します。
ブレイジングマックスはパッケージが後ろ向きなせいで損をしていると思う。そのせいでこのマシンのかっこよさに気づかないままの人が多いんじゃないかな。このマシンの時期、ボクはミニ四駆をやっていなかったけれど続けていたらそれはそれでおもしろかったのかなーなんて思ったり。

バンガードソニック
個人的に思い入れの強いマシンの一つです。このマシンが発売された頃はボクが一番ミニ四駆に熱中していた時期で、ソニックセイバーからの進化に「レッツ&ゴー」でこのマシンが初登場した時は「うおおおぉぉぉ!!!」と本当に胸を高鳴らせました。
95年にジャパンカップに初参加して、その際に先行販売されていて購入したんだけど友達にお土産であげちゃった。なんだかんだでそれから購入する事はなかった。もし購入していたとしても、肉抜きやらオリジナルカラーやらで素直には組み立てなかったと思う。
今になって、好きなマシンをきちんと組みたいという想いで組み立てました。あえてプレミアムではなくスーパー1シャーシ、リヤブレーキローラー、からし色の超速ギヤ、frp強化プレートと当時のパーツで組み上げています。
このマシンを眺めていると何時間でもいけちゃいそうです。ときめきは大事ですね。

ビクトリーマグナム ’95富士通仕様
95年のジャパンカップに参加者に与えられるステッカーで、協賛の富士通のロゴが入ったオリジナルカラー・デザインとなっています。
当時のステッカーを20年近くとっておいたんだけど、ようやく陽の目を見ることができました。
弟がビクトリーマグナムを買って、シャーシ目当てでボディはいらんというのでゲット!レーサーズボックスに眠っていたスーパー1シャーシもいらないというのでそれもゲット!で組みあがった1台です。
このためにパープルの缶スプレーを買ったのに、カラーが微妙に違う。せっかく塗装したのに上から全部ステッカー貼ったけどう~んなのでデザインだけ切り取って貼りました。これはこれでいいかもと結果オーライ。
レースの景品でもらったレブチューンモーターを使ってモーターもパープル仕様です。
そう考えるとパーツがいろんなところから集まってできたもので不思議な感じですなぁ。

ロデオソニック
ミニ四駆全車種の中で一番好きなマシンです。
このマシンを初めて見た時は反則的なかっこよさだと思いました。ギュッと詰まったキャノピーにボリューム感あふれるノーズ周りのカウルとのコントラスト、曲線の描き出すラインとカラーがたまりません。こしたてつひろ先生は本当にデザインセンスにあふれています。
近所のミニ四駆のイベントで、子ども達に渡したらキャッキャ言って遊んでくれました。それだけ遊んでくれたらマシンも本望だろうからこっちも嬉しかったです。
でもあちこちぶつかったおかげでステッカーがボロボロに(ウイングは無事)。デザインだけ切り残して赤と黒の部分は塗装しました。もうね、さんざん手間と時間がかかりました…。。その割には仕上げが粗くなったてしまったり…。これはこれで苦労の跡として受け入れます。
シャーシの外観を崩さずローラー幅をワイドにしたかったので、下からfrpを付けています。そのおかげでスラストがなくなり、ノーマルモーターでもけっこう速いです。

エアロアバンテ ホワイト仕様
ショップレースで景品としてもらった、エアロアバンテのホワイトボディで組んでいます。
せっかくなのでステッカーもボディの色に合わせて自作しました。珍しいのか、他のレーサーもこのマシンを見入ってくれます。
弟がエアロアバンテブルースペシャルを持っていて、ボディ目当てでシャーシはいらんというのでゲットしました。キャノピー周りのステッカーも使わせてもらいました。
エアロアバンテはシャーシにきっちり合わせてデザインされているので、低く剛性にあふれる一体感がすごいです。アバンテ系列のシャープなボディはやっぱりカッコイイ。
ARシャーシは重くてごちゃごちゃパーツが多い鈍重なイメージで毛嫌いしていました。スイッチを入れるとモーターカバーが外れてとんでいくし。
でも、実際走らせると速い。MSシャーシよりちょっと速いんじゃないかってくらい。モーターカバーもスポンジをはさんできつめにすると外れなくなりました。そして何よりボディを外さなくても電池交換できる。なにこれ便利すぎる。もうこれだけのためにARシャーシが欲しくなります。
次に出る新ソニック「ブラストソニック」がARシャーシでカッコイイので狙っております。

トルクルーザー
2006年、モーター・電池が真ん中に搭載されるMSシャーシが出て「すげぇ!」と思って購入したマシンです。何度か走らせて押入れにしまったままでした。2013年夏に近所のホビーショップでレースがあるというのでローラーセッティングとメンテナンスをして出てみたら3位に入賞してしまった。嬉しかったし何より楽しかったのでここからまたミニ四駆熱が再発してしまいました。
ボディはリペイントしていて、シャーシはギヤとターミナルだけ残してMAシャーシのグリーンにしています。
見た目も好きだし、このマシンには思い入れがあるので自分の持っているマシンの中で一番カワイイヤツです。走りもやわらかくてなめらかでぺっちょんぺっちょん走る姿に癒されます。
姪も気に入ってくれたみたいで、「みどりぃ~」と呼びます。
しばらく走らせたあと止めると、
姪「なんでみどりはしらせないの?」
ボク「みどり疲れちゃったから休ませるの」
姪「そっか!」
なんて言ってました。

アバンテmkⅡ
MAシャーシのフラットコース仕様にしてあります。このセッティングで調子がよくて秒速6mです。
作ったばかりのときはスコスコレーンチェンジに入ってくれたのに、しばらく飛びまくりのままでした。座敷のふすまを破ってカーチャンのカミナリが落ちた。なぜか最近はまた入ってくれるようになったかな。フロントローラーを喰い付きやすいものにしたからだろうか。フロントスタビは、ボクのマシンの場合あってもなくても変わらないのでしゃまだりぃから取ってます。
フラットは装備がシンプルになるし、速さの本質がモロに出る。ボクはやっぱりレースならフラットレースこそミニ四駆だと思います。

アバンテmkⅢアズール
MAシャーシの立体コース仕様。このマシンで去年のジャパンカップに参戦しました。1次予選2位だったけど、あのコースを完走できたのがうれしかった。
MAシャーシは
・モーター、電池が真ん中にあり、ほぼ左右対称の形状によりバランスがいい。
・シャーシが一体型なので剛性が高く、シンプルでパーツ数が少ないので丈夫で壊れにくい。
・ものすごくメンテナンス性に優れる。パーツ取り付け穴が多く、拡張性に優れる。
・シンプルな構造により駆動効率がよく、特別な改造をしなくても速い。
と、ボクにとって理想のようなシャーシで大のお気に入りです。
いくらレースで酷使しても猛スピードでコースアウトしても壊れるそぶりはありません。
フロントのfrpを2重にしたら少しずれてスラストが軽くなってしまった。なので立体マシンなのにテーブルトップよりもレーンチェンジに苦戦する謎仕様に。この前スラストを追加してそれはなんとか解消した…かな?
ミニ四駆って、走っていてコースで映える色がカッコイイと思います。ボクが好きな色は青だけれど、マイマシンは赤がお気に入りです。

ミニ四駆は、レースだけじゃなくこうしてマシンが走っている姿をながめるのが楽しいです。
例えばプラレールとか鉄道模型とかも走らせる事自体が楽しい。そういう感覚。

ジャパンカップジュニアサーキットのパッケージ写真で、きれいに塗装されたマシンが3台並んで写っているものがあるんだけれど、子どもの時それを見てすっごいワクワクした。あとになって振り返ると、改造ばかり目がいってしまってきれいに塗装したマシンをただ走らせるなんて遊び方はほとんどしていない事に気づいた。

レースに勝つため速さを追い求めるのもいいけれど、そのためにより高性能のバッテリーやら精度のいいパーツやら大人が本気で突き詰めたらキリがない。
勝つ事ばっかり意識したらボディは小さく切り裂かれたり肉抜きによりボコボコでみすぼらしくなったり、パーツもゴテゴテ増えて見苦しくなりやすい。

ノーマルモーターならコースアウトはまずしないので安心して眺めていられる。レーサーが攻略に四苦八苦しているレーンチェンジもノーマルモーターの速度域で設計されたものだからだろう。もともと秒速7mでクリアするようなものではなかったはず。

ホビーショップでレースが終わったあと、やったことない子ども達が集まってきてマシンを貸したら飛び跳ねて楽しそうにえんえんと走らせていて。ああいう悦びが大好きなのです。