10.17.2017

不安と安堵

財布を落とした。

出先であれ?ないなぁ。自宅に忘れちゃったかな?と思って、
用事を済ませて帰宅したら…なかった。
本当にあせって鞄をひっくり返して自宅を探し回ったけど見つからない。
その時に落としてしまった事に気づいた。

デパートに行った時が怪しいと思い、そこに電話してみたけど
出るまで数分待たされて、電話の対応もぞんざいで、さらに数分待たされてからなぜかおもちゃ売り場につなげられた。拾得物にはないとの事で、どうしよう…とすごい落ち込んだ。
それからその日に行ったところを改めて見て回った。図書館(時間外で閉館していた)・デパート・飲食店…が、やはり見つからなかった。
その後の食事は食べた気がしなかった。

落としたのは小銭入れで、大きな金額が入っていたわけではないのだけれど
とても気に入っていたし、自分にしては奮発した方だったのですごく落ち込んだ。
日常的に毎日使うものだし、まだまだ使い切ったとも思えない。
そういうものがなくなるとこんなにショックなんだと感じた。

次の日になって、図書館の開館時間すぐに行ってみたら…
落とし物として保管してくれていた。
もう崩れ落ちそうなほどありがたかったし安心した。
結果的にはもとの状態に戻っただけなのだけれど、一度失ったものを取り戻す事でこんなに喜びが生まれるんだなと自分でも驚いた。
自分の生活に密着して常に使っているもの。それってまるで体の一部のようなものだ。
おっちょこちょいで済ませるのではなく、もうなくしたりしないように気を付けたい。